2ntブログ

映画『転校生』原作『おれがあいつであいつがおれで』

おれがあいつであいつがおれでA


TSFと呼ばれる、男が女に、女が男に性転換するマンガや映画、小説などの
フィクション作品は、2年前の2016年に新海誠監督の劇場アニメ『君の名は。』
が大ヒットを記録するなど、ジャンル的にもメジャー化しつつあります。

しかしながら、性転換ものの商業作品は、初めてスカートをはいて恥ずかしがる
ような女の子になったことの戸惑いを十分に描写されないものが多いために、
TSFのファンにとっては物足りません。
(『らんま1/2』など、TSF的な面が少なかったために一般受けした
ともいえるかもしれませんが。)

『君の名は。』や、大林宣彦監督『転校生』など、映画としての完成度は
高いとはいえ、ラストは元の性別に戻るのがやや不満ですね。


それでも、映画『転校生』や、その原作になる山中恒の小説
『おれがあいつであいつがおれで』がTSFの傑作であることは
間違いありません。

映画『転校生』では、階段落ちで入れ替わる斉藤一夫と斉藤一美は
中学3年生ですが、山中恒の原作の方は小学6年生になっています。


『おれがあいつであいつがおれで』は、一美の体に入った一夫が
小便をしてから紙で拭くように一夫の体に入った一美に言われたり、
生理で気分が悪くなったことが顔に出てしまって母親に叱られたり
するなど、TSF的な見せ場が少なくありません。

子ども向きに書かれた小説ですが、大人が読んでも面白いTSFの金字塔
といえるでしょう。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

明日香ゆかり

Author:明日香ゆかり
TSFと呼ばれる性転換ものの作品の紹介

性転換や女装のニュースや話題

ツイッターは
「朱美さつき」で

twitter.com/DF5YxvsUrIfALVp

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR