2017年史上初の性転換○○
ウォシャウスキー姉妹の「姉」ラナ・ウォシャウスキー
2015年には、1976年モントリオールオリンピックの陸上男子十種競技で
アメリカ代表として金メダルに輝いたブルース・ジェンナーが、
性同一性障害を告白して、名前もケイトリンという女性名に改めました。
2016年には、9月4日にも書いたように、
性転換女性の唐鳳が台湾で閣僚になっています。
http://fbvktcis.blog.2nt.com/blog-entry-34.html
去年は、史上初の五輪金メダリストの性転換でケイトリン・ジェンナー。
今年は、史上初の性転換女性閣僚の唐鳳。
来年は、史上初の○○があるのでしょうか?!
映画でアカデミー賞あたりは?!
2015年に制作された世界初の性転換手術を受けたリリー・エルベを題材にした
『リリーのすべて』は、リリーの妻ゲルダ役を演じたアリシア・ヴィキャンデルが
2016年の第88回アカデミー賞で助演女優賞を受賞しています。
ですが、アリシア・ヴィキャンデルは、リリー役のエディ・レッドメインと同様に
性転換した人ではありません。
2000年の第72回アカデミー賞で4部門受賞の『マトリックス』の監督だった
ウォシャウスキー兄弟は、後に二人共性転換してウォシャウスキー姉妹になりました。
しかしながら、『マトリックス』は監督賞を受賞しておらず、
ウォシャウスキー姉妹はオスカーを個人的にもらったことはありません。
2017年の第89回アカデミー賞には性転換したような人がノミネートされることは
なかったようです。
あるいは、主演男優賞でオスカーを獲得した人が、性転換手術をして
女優になるなんてこともあるかもしれませんが。
大隅良典教授が今年の生理学・医学賞を受賞したノーベル賞はどうでしょうか?!
性転換女性科学者なら、アメリカの計算機科学者リン・コンウェイが、
性転換者への支援活動などでもよく知られています。
http://ai.eecs.umich.edu/people/conway/conway-Japanese.html
だが残念なことに、計算機科学はノーベル賞の部門にありません。
『ノーベル賞経済学者の大罪』を書いたディアドラ・N・マクロスキーは、
著書の『性転換 53歳で女性になった大学教授』にあるように、
53歳で男性から女性に性転換したアメリカの経済学者ですが、
ノーベル賞経済学者を受賞できるほどのビックネームではないようです。
プロフィールが「性転換準備中」となっていた藤野千夜は2000年に芥川賞を受賞して
日本国内では一流の女流作家として認められていますが、
村上春樹のように国際的な知名度があるわけではなく、
ノーベル文学賞は無理でしょうね。
(今でも「性転換準備中」なら女性にはなっていないわけで、
男流作家というべきか)
とはいえ、2017年も、史上初の性転換○○なんてのが何かあるんじゃないかと
期待しております。